効果を最大限にするためのインプラントのメンテナンスとは
定期的な噛み合わせチェック
インプラントは、埋め込んだあと徐々に周囲の骨と結合するように作られています。しかし、骨と結合する前に硬いものを噛んだり、無意識のうちに食いしばったりすると、インプラントのぐらつきや脱落の原因になりかねません。
インプラントは埋め込んだら終わりではありません。日々の生活で夜間の歯ぎしりや食いしばりなど長時間力が加わることや加齢などにより、歯並びが変わっていきます。骨と結合した後も、定期的に噛み合わせの調節を行ウことが大切です。
レントゲンによる診査
インプラントのメンテナンスでは、レントゲンによる診査を行うことも重要です。レントゲン撮影を行って、インプラントと周囲の骨の状態から、歯槽骨の炎症や骨吸収などの確認をします。その際、歯石の蓄積がないか、虫歯が進行していないかなど、周囲の歯も合わせてチェックすることができます。
こういった検査により、日ごろのセルフメンテナンスができているか、なにかトラブルが起こっていないか確認を行うことができるので、安心ですね。
クリーニングとブラッシングの診査
インプラントを行ったら定期的に歯科医院へメンテナンスに行き、クリーニングとブラッシングの診査を行うことが必須です。歯科衛生士が行うインプラントや天然歯の専門的なクリーニングやブラッシングなどにより、セルフケアでは限界があったプラークや歯石、バイオフィルムなどを除去します。
トラブルの有無にかかわらず、歯科医院へ行くことで経過観察によるトラブルの早期発見につながり、インプラントを長期的に使用することができるでしょう。