インプラントを検討している人は必見!インプラント関連手術の種類とは
骨の厚みや高さが足りない場合に行うGBR法とは
インプラント治療は、骨の厚みや幅が足りない場合は適用できません。しかし、骨造成という治療を行うことで、十分な骨がない場合にでもインプラント治療が可能になります。この治療法をGBR法と呼び、歯槽骨を再生する方法です。
GBR法では、骨を増やしたい部分をメンブレンという人工膜で覆い、そのなかに自家骨や人工の骨補填材を詰めて骨芽細胞の増殖を促します。骨の再生によってインプラントの埋入を可能にする治療方法の一つです。
上顎の骨の再生手術のひとつであるサイナスリフトとは
サイナスリフト法とは、上顎の骨の再生手術の術式のひとつです。頬側の歯肉を剥離して骨を取り除き、上顎洞底部を持ち上げて隙間を作り、骨移植や再生療法などで骨造成を誘導する方法です。主に、上顎洞底部から歯槽骨の先までの垂直的な骨の量が5mmに満たない場合に用います。
最新の機械では、超音波振動によって歯石を取るような感覚で硬組織のみを選んで切削できるようになり、安全に骨のブロックを取り除くことが可能です。
最小で4本のインプラントで全ての歯を支えるオールオン4とは
オールオン4は、最小4本のインプラントで前歯から奥歯まで一体となった人工歯を装着する方法です。手術したその日のうちにインプラントの仮歯を装着できる最先端の治療法で、従来のインプラントよりも少ない本数で、治療期間も短いのが特徴です。治療費の負担も必要最低限に抑えることができます。
総入れ歯の人や、多くの歯を失った人、顎の骨がやせてしまっている人、多くのインプラントをするための費用が心配な人などにおすすめの治療法です。