専門家視点で見るとインプラントとブリッジどちらがよい?
歯の見た目を良くしたいならインプラント
審美性にこだわるならインプラントがおすすめです。インプラントは、本物の歯とほとんど変わらない見た目にすることができます。天然の歯に近い透明感のあるオーラルセラミックの人工歯を選べば、美しい仕上がりになります。
一方、ブリッジで使用する金属製やプラスチック製の人工歯は、比較的安価ですが金属アレルギーを発症したり経年劣化で変色する可能性があるためおすすめできません。きれいな見た目にしたいならインプラントが良いでしょう。
保険適用で安く治療したい場合はブリッジ
ブリッジの費用は保険適用内であれば、1万円以内ですむこともあります。一方、インプラントは保険が効かず自由診療となるため、一本30〜50万円程度かかるのが相場です。保険を適用させて安く治療したい場合には、ブリッジが最適だと言えるでしょう。
ただし、ブリッジの保険適用には条件があり、審美目的でセラミック素材などにする場合は自費での治療となります。その場合は、ブリッジだったとしても1本10万円程度かかるため、注意が必要です。
治療期間が短いのはインプラントよりもブリッジ
治療期間には個人差がありますが、インプラントの治療期間はおよそ4〜6ヵ月程度です。インプラントの治療ではまず検査・カウンセリングを行い、虫歯や歯周病がある場合は前治療を行い、それが終われば1次手術を実施。そして、2〜6ヵ月程度空けて定着させたのち、2次手術を行います。
一方、ブリッジの治療工程はシンプルです。歯茎を整え、ブリッジの両隣の歯を補強し、型を取ってブリッジを装着するだけです。簡易的なケースでは1〜2週間で終了します。